先日、パーソナルカラー診断と、その結果に基づくコーディネート&メイクのアドバイスを受けて来ました!
パーソナルカラー診断とは
その人に似合う色の系統を暖色系or寒色系、ビビッドorソフトで春夏秋冬の4つのタイプに分け、ファッションやメイクの参考にしようというもの。
私が受けたのは、4つの分類のなかで自分がどのタイプなのか診断してもらい、さらにその中でも私自身に合うベーシックカラーと差し色を選んでもらうコース。
個人でされている美容カウンセラーの方にお願いしました。
診断の流れ
1. まずはカウンセリング
①日頃どんな服を着ているのか、②どうしてカラー診断を受けようと思ったのか、③お洋服を買うのは好きか、などを聞かれました。
私の場合は正直に、①仕事で常に制服を着ていて通勤服もワンパターンで固定していること、②ネットや本でパーソナルカラー診断について調べてみたものの本当に自分に合っているのか分からなかったこと、③今までファッションにあまり興味がなく服を見ても何を買ったら良いか選べないこと、などをお伝えしました。
2. 4つのカラータイプの特徴について
それぞれのパーソナルカラーに代表される芸能人を例に、詳しく説明して頂きました。
そこで驚いたのが、見せたいイメージに合わせてパーソナルカラーを上手く利用しているということ。
不幸な役柄や没個性的な役柄を演じるとき、謝罪会見を行なうときなどは、敢えてパーソナルカラーとは違う髪色や服装を持ってくるんです。
逆に、元気で華やかなキャラクターのとき、シュッとして見せたいときなどはパーソナルカラー通りにコーディネートしているんだそう。
プロのお仕事ってすごいなぁ!と感心しました。
3. いよいよ診断!
明るい蛍光灯の下で肌や瞳の色を見たあと、大きな鏡の前で、それぞれのカラーの布を1つ1つ顔の下にあてていきます。
私のタイプは、ブルーベースかつソフトな印象のサマータイプでした。
自分でも前からハッキリした色や明るい色が似合わないと思っていたので、やっぱり自己診断通りだったか、という印象でした。
4. 自分自身に合う色を探す
ここまでなら、単に答え合わせをしただけで何も変わらなかったでしょうが、ここからが本当にすごかった。
サマータイプのなかから、さらに私自身に合う色の組み合わせを選んでいきます。
ベースカラーとしては、クリームがかったホワイトや、ハッキリしたネイビー、ココアブラウンなど。
差し色では、ライトレモンイエロー、青みピンク、ラベンダー、ボルドー。
年齢的に黄色やピンクには抵抗があったのですが、確かに顔色が明るく見える…!
反対に、同じサマータイプのなかでも、ぼんやりした青やグレー系は地味に見えるとのこと。
自己診断でサマータイプだと判明してからは、ずっとブルーかグレー系しか買っていなかったのでかなり衝撃的でした。
通りで、「合わなくはないけど、なんか…うーん?」となっていたわけだ…!
そしてさらに、「緑色は本来サマータイプには苦手な色だけど、お花の茎と一緒で何にでも合わせやすいので、ぜひ取り入れてみましょう!」とのことで、オータムタイプのなかから比較的私に似合う、オリーブがかったカーキをベースに追加。
そんな敢えて逆を張るみたいな発想はさすがになかった…!
5. メイクアドバイス
サマータイプに似合うメイクポイントを教えて頂きました。
このタイプは、色白の方が多く、透明感や柔らかい雰囲気が特徴。
私もあまりハッキリしたメイクはせず、ブルーベースで薄い感じにしていました。
しかし、このサマータイプの特徴は、裏を返せばクマやシミ・そばかすが目立ちやすく、地味に見えるということ。
蛍光灯の明かりは悲しいほど残酷な真実を照らすもの。
身綺麗なお姉さんに、「そもそもスキンケアからもっと丁寧にやっていきましょうね〜」と言われる恥ずかしさよ。
しかし、ちゃんとフォローの仕方を教えてくれるのがプロ。
アイホールのやや下からホワイトのシャドウをベースに入れてラインにはライラックを、そばかすが目立つ部分にはシェーディングパウダー、チークはローズピンクを頬の内側からしっかり入れる。
メイクに疎い私にとっては、聞き慣れない単語がたくさん出てきて混乱しましたが、仕上がりを見ると確かに欠点をカバーしつつ自然な雰囲気!
こんなちょっとしたことで変わるんだな、と改めてプロの技術に感動しました。
診断を受けてみての感想
受けた当日は、正直めちゃくちゃ凹みました。
自己診断は間違ってなかったのに、色々考えてやっていたつもりが、実は全部裏目に出ていて残念な感じになっていたのが悔しかった。
服を選ぶ難しさから開放されたかったのに、微妙な色のニュアンスの違いとか、実際は更に骨格や布の質感等まで考えなきゃいけないのかと思ったら、頭が痛くなった。
「こんなセンスのない地味子が外の世界に出たいとか思ってごめんなさい、もう引きこもりたい」と、ちょっと泣いた。
終いにはだんだん腹が立ってきて、「自分のやりたいことに集中するために他を減らすのがミニマリストだー、なんて言ってちょっとブームになってるくせに、なんでオシャレじゃないと認められないわけ!?一生懸命働いて家事して趣味だって楽しんでいるのに、ファッションに興味がない女は生きてちゃいけないのかよ!」とよくわからないものに対して怒っていました。
でも、自分のなかにある女子力コンプレックスときちんと向き合いたい。苦手なら苦手なままでも良いから、モノや人との関係と同じように、適切な距離感を見つけたい。
そう思って、仕事帰りにちょこちょこと洋服を見たり買ったりして気付いたこと。
私は、常にキラキラした女子でいたいわけじゃない。
普段は極力目立ちたくない。
職業柄なのか地域性なのか、よく「○日前、△△で××してましたよね?」と言われるし、非番の日でもうどん屋の消防士のようなクレームを受けることも多々ある。
日々の生活は、没個性的な通行人Aとして平和に暮らしたい。
職場以外でも、職業人として活動するときは、地味でも良いから真面目でありたい。
でも、そんなしがらみから離れて、自由に好きな場所へ行くときには、明るく元気なにゃんすでいたい。
好きな人に会っているときには、喜んで欲しいし一緒にいることを楽しんでもらいたい。
パーソナルカラー診断は、決して自分のファッションの幅を狭めるものではなく、なりたいイメージによって自由に利用していくものなんだな、と思いました。