雑記

「なんとなく苦手なもの」に全力で向き合ってみる

最近、「今まで苦手意識があってなんとなく避けていたもの」にあえて挑戦しようと試みている。

 

 

いつもは地方のゲストハウスを巡るんだけど、今回の連休は東京へ行ってみた。

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どれだけ混もうが立とうが新幹線は自由席にしか乗ったことがなかったけど、初めてグリーン車に乗ってみた。

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美術館なんて滅多に行かないくせに、開館1時間前から並んで草間彌生展に行ってみた。

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日頃は、大人しそうな女性美容師さんがこじんまりとやっている所にしか行かないけれど、知人の紹介でイケメンしかいない美容室に行ってみた。

 

ちなみに人酔いするし、ケチだし、集合体恐怖症気味で、「女の子は皆、可愛くなるために生まれてきたんだよっ☆」みたいなチャラ系オシャレイケメンと接すると、全身の毛穴から変な汗が噴き出てくる。

 

別に無理してやらなくてもさほど困ることはない。

むしろやるほうが気持ち悪くなるわ、お金は減るわで、本人にとっては苦行に近い。

 

でも、私は挑戦することを選んだ。

 

 

 

なぜそんなことをしようと思ったのか?

 

「なんとなく苦手で避けていたこと」ものは、「自分の人生において今まで大した価値を見出せなかったもの」だったりする。

あんまり認めたくはないけど、何ならそういう事でドヤ顔している人に、ちょっと冷たい目を向けてすらいた。

 

そこに敢えて、貴重なお金と時間を費やし、全力で向き合ってみる。

 

一見すると、無駄な行為だ。

 

そんなことより、自分の好きなこと、優先度の高いものに労力を費やすのが妥当だろう。

 

でも、あるときふと、

「私が今まで苦手だと思っていたことは、本当に『苦手』なのだろうか?」

と考えるようになった。

 

本当に、人生で「しないことリスト」に入れると決断する程、きちんと向き合ったことはあったのだろうか?

しないことリスト

しないことリスト

 

 

一度本気でぶつかってみて、やっぱり苦手だと思うのなら、苦手のままでも構わない。

 

ただ「なんとなく」という薄ぼんやりとした『直感めいたもの』でお茶を濁して、自分の可能性を潰すようなことはしたくなかった。

 

 

 

 苦手なことに目がいくのは、自分の良さに気付いていないから?

 

「苦手なことはやらなくていいから、向いていることだけをやればいい」「そんなに無理して頑張らなくても、ありのままの自分を認めればいい」

 そう声をかけてくれる人達がいた。

今の私の良さを認めてくれ、無理をする私を心配してくれる、優しい人達だ。

その人達には本当に感謝しているし、私も大切にしたいと思っている。

 

 実際に私自身、

「人の価値基準に左右されて動くのは、自分に自信がない証拠だ」

 と、自分を戒めることがあった。

 

でも、本当にそうなのだろうか?

 

確かに、私は田舎者で貧乏性、残念なセンスの持ち主で、女らしく振る舞うことが苦手だ。

そのことに引け目を感じていないと言えば嘘になる。

 

だけど、短所は見方を変えれば長所になる。

 

都会の価値基準に振り回されず、しっかりと財布の紐を締め、予想の斜め上を行く言動で周囲を笑わせ、異性と男女間の駆け引きを持ち込むことのない関係を築くことができる。

 

これは他の人がなかなか真似することのできない、ある意味才能だ。

自分でもきちんと認めていないと、この良さを分かってくれている大切な人達に対して失礼だと思う。

 

しかし、

長所は長所として認めた上で、人生をもっと楽しくするために、短所とも向き合ってみたい。

そう思えるのも、きっと自分の良さの1つのはず。

 

 

 

 たくさんの視点を持って、たくさんの幸せを見つけたい

 

苦手なことに挑戦するのは、怖いし、不安なことも多いけれど。

 

「『合う』『合わない』は、『会って』みないと分からない」

「現在の状況ではなく、そこから前にも後ろにも斜め上にも全力で動くのが私の『ありのまま』」

 

そういう自分の価値基準を認めた上で、

人に指図されたからではなく、『私にはこう見えるけど、この人の視点からだと世界はどう見えているんだろう』と思うと、好奇心から動きたくなった。

 

そうして、些細な行動を積み重ねていった結果、少しずつだけど、都会の良さや、お金の持つ前向きなパワー、アートを楽しむ心、外見内面共に女性を磨く喜びみたいなのが感じ取れるようになってきた。

 

どれも他人から見れば「それがどうした」と思うことばかりだけど、今までの自分にはなかった感情が持てたことで、更に世界が広がったような気がした。

 

「自分に合った人や場所を探す」ことも大事だけど、「誰とどこで過ごしても楽しめる自分」に持っていくのも面白いかもしれない。

 

私のポリシーや良識に反することまで受け入れるつもりはないけど、「なんとなく嫌だな」と思っているものに関しては、1つ1つ向き合って、適切な距離感を見つけて行きたい。

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