両親が退職を機に、田舎の家に移り住むというので、お引っ越しの手伝いに行ってきました。
以前からこの移住計画は聞かされていたので、半年前ほど前に、今まで住んでいた所(=私にとっては実家)の自分の荷物は段ボール1箱くらいにまとめていました。
学習机もタンスも本棚も空にし、今までありがとうとお別れも告げ、処分をお願いし(自分でやろうとしたら他の家族の分もあるので後でまとめてやると言われた)、私のなかでは完全に整理をつけてスッキリ。
他にも、こんな本のトラップを仕掛けてみたりして、さりげなく断捨離促してみたり(笑)。
- 作者:垣谷 美雨
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: 単行本
↑親世代はいきなりミニマリスト本見せても拒否反応示すと思うので、こういう短編小説っぽいのから入ると良いかも。ざっくり言えば、脱マキシマリストで人生変わるよ!っていう本(笑)読まれてなかったみたいだけど。
そして迎えた搬入日。搬出のほうは、仕事の都合上手伝えなかったので、代わりに資金面で多少の援助をすることに。
新居の広さは大体バルサン6個分程度(笑)
約束の時間に現れたのが、大型トラック2台。
中からどんどん運ばれてくる、タンス×5を始めとする大型家具&段ボール約100個分の荷物。
いや、2人暮らしだよね!?
何故学習机やピアノの椅子と感動の再開を果たしているの!?
何で退職したのに通勤バッグ持ってきた!?
誰だスーファミと初代プレステ詰めたやつ!!
エアコン通気孔1個しかないのに3台持ってきてどうする!?
次々と溢れかえるモノのテロに、ミニマリストにゃんすはすっかりやられてしまい、荷ほどき前から既にぐったりしてしまいました。
というか、この引っ越しの手伝いにかける時間とお金で、鹿児島に白くま食べに行けたよ(´;ω;`)
でもね、自分がミニマリストだからってマキシマリストを非難してはならないとは思っているからね。
やっぱり親も終の住処として覚悟を決めて移住したんだろうし、私の倍以上生きてる分、モノに対して各々思い入れがあるんだろうから、そこは尊重しなきゃ。
「ねー、なんでヘルメットがあるの?もうバイク乗らないよね?」
「いやー、地震対策に良いかと思って☆」
ブチッ
いやいや地震対策なら、まずもの減らそうよ!
てかカラーボックス積み上げた一番上にヘルメット置いてる時点で危ないでしょ!
このままだと本当にモノに潰されるよ!?
ついに我慢できずに言ってしまいました。でもこれはさすがに言って良いと思います!
何より身の安全に関わることだし、言われた方も「そっか、そうだよね。」って納得してました。
そんなカオスな状況のなか、私はぼんやりと「死ぬときは全ての持ち物が棺桶に入りきるようなサイズでいたいな。」と思いました。
たぶんこれが私の理想のミニマリズムであり、最終目標なのかな、と。
お気に入りの服や食器、靴 、本、食べ物を入れてもらって、好きな仲間たちに見送られるのならば、それ以上の幸せはないです。
まぁまだ20代で、お気に入りのモノも模索中ですし、生活用品全てを可燃性のモノで固める事も無理ですので(笑)、これからもにゃんすの小判に変わるモノを探す珍道中は続いていくのですが。