ミニマリスト 雑記

美意識の迷子と由布院アルテジオ

こちらの記事を見たときから、絶対に行こうと決めていました。
由布院にあるアルテジオがミニマリズム的原体験 みんなの原体験は? | 物を持たないミニマリスト
【公式】由布院 アルテジオ
これをきっかけに、自分に問いた1つの質問。
「あなたが最近『美しい』という感情を抱いたのは、いつどんなときですか?」

そして脳内検索の結果、返ってきた答えが
「うーん、、、低体温と低血糖で死にかけてた子猫が治療の甲斐あって、自力で立ち上がってご飯を食べ始めたとき?」
それはそれで私らしいけど(笑)、そういう職業病的答えではなくて、何かアートに触れたとか、自然を感じたとかによって沸き上がる感情はどこに行った?と言うかそもそも持ち合わせてたっけ?あれ?私の美意識どこ行った??

今まで当たり前にあると思ってた、何かを見て美しいと思う心。それが実は自分にはないかもしれないという焦り。皆さんにはそんな経験ありませんか?
「キレイ」や「可愛い」はよく使ってても、「美しい」まではなかなか感じることが少ないような気がするのですが。

私はこの原因が果たして、日々の生活でそんな余裕をなくしていただけなのか、元々そんな素質を持ってなかったのかがわからなくなってしまいました。

でもこのアルテジオ美術館は気になる!よし、行ってみて、もし何の感情も沸かないようであれば、もうそういう自分を受け入れて生きていこう!と小さな美術館に今後の人生観を託して大分・由布院へと旅立ちました。

※ここまで読むと、壮大な覚悟と悲壮感を伴った自分探しの旅のようですが、実際はかなりお気楽な小旅行です(笑)

f:id:nyansu-nyan:20150721005534j:plain
はい、まずは胡月さんの別府冷麺で腹ごしらえ(笑)
http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=woFTF.VV3ij1SbbrfiEEPYq6OOZ2ktNf0nEAk_CdUU0Gzp3PkD.y6WB9FcwomzV4MnSZmBZ8e8RpmC.xbYiqhBUSGo9yDGsP1bqPsZHssA9T4cN69ZdH4txj3dRXPM.MqqporWexbtK2gfXM4gRzUeb4USffEMhmTcrXx4am9VzyTTmcfieRziGaQqY_Fccc4J7T5TGxEY.UZ.dVTHhwlHHGyJKTRLWCzoU-/_ylt=A7dPKQ5tHq1VYhMAO4njm_B7;_ylu=X3oDMTEyMDk0ZHNxBHBvcwMyBHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGUEdnRpZANqcDAwMDI-/SIG=11m350ocr/EXP=1437509677/**http%3A//beppu.reimen.info/1134.html
かなりモチモチしてて弾力があってよく噛んで食べないと喉につまらせそうな感じでした。
でもスープとキャベツのキムチとの相性が絶妙で美味しかったです!

f:id:nyansu-nyan:20150721005553j:plain
激辛ビビン麺は美味しさがギリギリ判断できるくらいの激辛さでした!(写真は最辛の3倍)

そしてついに念願の由布院空想の森アルテジオ。

由布院は3回目ですが、いわゆる由布院散策コースの由布院駅前~金鱗湖周辺からは少し離れているせいか、人は少なく静かな雰囲気でした。

館内は撮影okのようです。

f:id:nyansu-nyan:20150721010212j:plain
感動のご対面。

f:id:nyansu-nyan:20150721011104j:plain
圧倒的な空間の美。

良い意味で展示品が主張しない。
例えて言うならば、満天の星空を見上げたときに自分が吸い込まれそうになるような、何もかもちっぽけに感じてどうでも良くなるような、そんな感覚。

端のほうにソファ+音楽と美術に関する蔵書もあるので、この贅沢な空間を満喫しつつ、知的好奇心も満たすことができます。

〈今回の旅から得られたこと〉
私の中で美意識というか、どういったものに心が動かされ、どういった基準でものを見ているのかの傾向が掴めたような気がします。

①対象1つ1つより、空間全体、あるいは行間の雰囲気から得られる感動体験の方が感受性が高い。
→水族館ならちょっと離れた所から見る大水槽、本やブログであれば文章1つ1つよりも全体的な空気感に惹かれやすいようです。

②対象1つ1つに対しては、エピソード性や知的好奇心を優先させる。
→絵画であればこの絵が描かれた時代背景、作者が伝えたかったこと、テクニックなどの方を気にしているようです。動植物であれば、更に生物オタクっぷりを発揮します(笑)
また、文章に対しては、表面的な言葉をそのまま受け取るのではなく、こういった言い回しを通じて書き手は何を伝えたいのかを重視して読んでいます。特にブログは一見丁寧に見えてもネガティブな感情をぶつけているだけだったり、煽っている文章のようで実は思いやりに溢れていたりするので、読み解くのは難しくもあり面白くもあります。

③実は心を無くしかけていたのかも、という危機感。
→最近は忙しいとか疲れたとかあまり自覚してなかったんですが、やっぱりどこかでストレスがかかっていたんでしょうね。無意識の内に感情が疲弊していくのは大変怖いことなので、早めに気付けて良かったと思いました。

〈まとめ〉
自分が感動しやすい体験と対象との向き合い方を一度客観的に見てみると、精神的回復や本当にやりたい事を見つけるのに役立つかもしれません。

また、求めているものが感動体験なのか知的好奇心の探究なのかで、行き先・同行者・下準備等が大きく異なってくるので、一度分析してみると良いですよ。

〈おまけ〉
私の場合、ざっくりと分類するとこんな感じになりました。
f:id:nyansu-nyan:20150721010503j:plain
一部変なのも混じってますが(笑)
この場合、動物園に癒しを求めて行く人に対して全力で知識を披露すると煙たがられますし、逆に景色を見に行って、「この辺りの地層は~で、○万年前の~により~」とか延々語られるとうるさいちょっと黙ってってなっちゃうのでお互い気をつけましょうw

ヲタ知識を披露するときは相手をよく見極めてくださいね!!

-ミニマリスト, 雑記