髪型なんて、仕事や勉強の邪魔にならなかったらどうでもいい。
そんなやる気のない私に、ホームケアやセットの楽しさを根気づよく教えてくれた美容師さん。
今回は、その方のここが素晴らしい!まじリスペクト!という部分を紹介していきます。
美容関係者だけでなく、接客業や専門職の方にも参考になると思います。
接客スキル
- 相手の努力を認めて褒める
毎回、まずは褒め言葉から始まる。
「今日めっちゃ良いですね!」とか、「しっかりまとまってますね!」「前回と全然髪質違いますよ!」等、これでもかっていうくらい誉め殺す。
しかも適当に言っているのではなく、セットやヘアケア等の隠れた努力を見透かした上で評価してくれる。
そんな風に認めてくれたら、もっと綺麗になろうって頑張っちゃうよね。
今回はシルクのナイトキャップ使っていたら、凄く褒められた。えへへ。
- 駄目なところは指摘する
びっくりするくらい褒めてくれるんだけど、ダメ出しもきちんと入る。
根がずぼらだから、油断するとすぐサボっちゃうんだけど、そうするとすぐバレる。
でも、おかげで美意識をなんとか保つことができるから大変ありがたい。
- 方言混じりのお茶目な失敗談
人との心の距離を縮める方言テクニック。
更に、笑えるレベルでのやらかした話。
あざといな〜と思っていても、ついつい笑顔になってしまう。
まさに最強の人心掌握術。
地方民は有効に活用すべし!
- 名前の呼び方で距離を縮める
コミュニケーションにおいて、相手の名称をどうするかは大事。
年齢その他諸々を考慮して、現在の距離感を上手く測り、ぎりぎりまで踏み込む勇気。
はじめは苗字呼びだったのに、何回目かの来店でさりげなく名前+さん付けに変更。距離の詰め方が絶妙!
- 無理に商品を勧めない
ごり押しダメ絶対!
ただ相手の顔色(お財布事情)ばっかり伺うのも、自信がなさそうに見えるから注意。
- 細かい気配り
・雑誌を読みやすいように膝の上にクッション
・女性には常にひざ掛け
・足元にヒーター
・夏場はケープの中に扇風機
・時間帯によってブラインドで明るさ調整 etc.
常にお客さん目線で心を配っている様子に感動を隠せない。
専門スキル
- 基礎に時間をかける
シャンプーだけで、毎回40分くらいかかっています。え、ヘッドスパ頼んだっけ?と思うくらい。
何事にも、まずは土台づくりが大事ということでしょうか。
- 挑戦を恐れない
決して無難ではなく、ちょっと個性的なんだけど、しっくり馴染むような仕上がり。
自分の腕にかけて、相手の期待以上のものを提供する。プロとして尊敬しかない!
- 専門知識を分かりやすく説明する
何故それをおすすめするのか、論理的かつ簡単に伝える。私も仕事柄よくやるけど、これがかなり難しい。
相手の興味や理解度に合わせて、専門用語や具体例を出しながら納得してもらえるよう言葉を尽くす。
これは多くの職種の方にも共通することだと思う。
- 常に勉強を続ける姿を見せる
ただ知識や技術を磨くだけでなく、その成果を分かりやすく表現する。
休みの日にいくら勉強しようが、伝わらなければ、相手にとっては寝ているのと変わりないですからね。あー耳が痛い。
その他
- 常に変化している
・備品の置き方
・使うシャンプーの種類
・取り扱う雑誌のジャンル etc.
行く度にマイナーチェンジを繰り返していて、快適度がどんどん上がるので次が楽しみで仕方がない。
現状に満足せず、お互いやりやすいよう常に改善を求める。
何年働いていても、この姿勢は覚えておこう。
- 好きなことを楽しむ
これ!一番大事!
いっつも頭ボサボサでプリンで疲れがにじみ出ている美容師さんと、毎回髪型も服装もお洒落にキメてて笑顔な美容師だったら、どちらの所に通いたいですか?
自分が何かを好きだと思う気持ちを大事に!
好きなことを好きだと思う余裕すらなくなるのなら、まずは休むことを考える!
そうは言っても忙しいし疲れたし思い通りに動けないんだよ!と、よく思う。
それでも、自分が楽しいと思える時間を少しでも増やそうと心がけるだけでも景色は随分と違って見えるはず。
まとめ
- 相手をよく見て、自分も心を開いていくようにすれば自然と距離は縮まる
- 現状におごることなく、常に変化を求める姿勢は尊敬と信頼を生む
- 自分自身が楽しむことで、一緒にいたいと思える人を集める
これらは対人関係すべてにおいて言えることですよね。
憧れの人の憧れている部分を挙げてみると、自分がどうありたいのかが見えてくるのでおすすめです。