仕事中に見下されたような態度を取られてムキーッとなった経験はありませんか?
本来は対等な関係であるはずなのに!
こっちは真面目に仕事しているのに!
今まで努力して積み上げてきた知識・技術・経験を理不尽に踏みにじられているようで非常に腹立ちますよね。
今回は、小柄×童顔×女性である私が20代の頃に経験した苦労をもとに、相手になめられないための工夫をお伝えします。
そもそも何故なめられやすいのか
1. 見た目が若い
実年齢や経験年数に関わらず、見た目が若いと
• 新人?
• なんも分かってなさそう
• 大丈夫かこいつ
と思われることがあります。
若く見られるというのは、決していいことばかりじゃないのです。
2. 人が良さそう
よく外で道を聞かれるなど、良い人オーラ全開の人。
- 少しくらい手を抜いても怒られなさそう
- 無茶振りしても言うこと聞いてくれそう
などと、悪い意味で甘えられることがあります。
3. なんか弱そう
見た目がなんとなくか弱そうな人。
- 体格
- 性別
- 自信なさそうな態度
など、「こいつなら勝てる」と思われることで、見下されたような態度を取られることも。
上記のほとんどが仕事のスキルとは無関係。
こんなことでなめられるのは悔しい限りです。
なめられることによる弊害
1. 仕事に手を抜かれる
こんくらいやっときゃ充分だろ、と適当な仕事をされます。
真面目にやっている方にとってはたまりません。
2. 信頼関係が築けない
見下す側、見下される側。
お互いに信用できないですよね。
信頼関係が築けないなかで仕事するのはかなり大変です。
3. 作業効率が悪くなる
一旦仕事相手になめられてしまうと、いちいち上司などの「強そうな人」を出してきたり、めんどくさい仕事が増えます。
その間、上司も私も他の仕事が止まるため、作業効率が悪くなります。
また、テンションが下がることで、その後の仕事にも多少は影響してしまいます。
なめられないための工夫
1. 見た目を変える
• 髪型
• メイク
• 服の色
• 表情の作り方
個人的な経験では、黒髪ロング・すっぴん風・パステルカラーといった清楚系はなめられやすいです。
私の場合は、
・髪を切って染める
・眉毛を長め×濃いめに描く
・仕事用の服や小物を白黒ネイビー で揃える
・表情にメリハリをつける
などの外見チェンジをしました。
業種・会社規定・自分の好みと上手く折り合いをつけつつ、取り入れてみてください。
2. 話し方を変える
• 声のトーン
• 話すスピード
• 相槌の打ち方
• 話す内容
個人的に、なめられているなと思う相手には、
・低めの声
・やや早口
・食い気味で話す
・適切なクレームは入れる
などの対処がおすすめ。
失礼ではないけれど、無駄に媚びたり愛想を振りまかない程度に加減を調整してください。
3. 自分の「キャラ」を確立する
信頼感=親しみやすさ×権威
就職して3年くらいはこのバランスに悩んでいました。
若い女性・小柄・地味な見た目といった「親しみやすさ」だけだとなめられるし、
学歴・地位・資格といった「権威」だけだと嫌われる。
このバランスによって、相手に与える印象を変える。
「親しみやすさ」上位だと、「ゆるキャラ」「愛されキャラ」「いじられキャラ」寄り。
「権威」上位だと「頭良さそう」「偉そう」「仕事できそう」寄りに。
例えば私の場合、相手が緊張や不安を抱えているなと感じれば、より「親しみやすさ」をアピール。
口角を上げて、冗談や方言を交えながらやや高めの声で柔らかくゆっくりと話しかけ、相槌もしっかり打ちます。
反対に「あ、いま絶対こいつ『ちっ、こんな小娘が相手かよ』と思ってるな」と感じたら、「権威」モード。
無表情でキツめのツッコミや専門用語を入れつつ、早口で塩対応します。
相手に対して、自分がどういう「キャラ」でいくのか。
緩急のバランスをよく考えてみてください。
4. そもそも相手にしない
まずは自分で変えられるところは頑張ってみます。
それでも年齢・性別・体格等で無条件に見下す人は一定数います。
そんな人とは、関わらないようにするのも1つの手です。
困ったときは周りに協力してもらえるよう、近しい人とは信頼関係を築いておくのも大事なこと。
普段から小さなことでも徳を積んでおきましょう。
情けは人のためならず!ですよ。
おすすめ書籍
・話し方の教科書
特にオーディブル版は、著者本人がナレーターを務めているため、参考になります。
・対人援助の現場で使える○○する技術シリーズ
対人援助職以外の方でも、「人と接する技術」というものが学べます。
特に価値観の違う人との接し方が分からない・・・という方におすすめ。
まとめ
仕事中に理不尽になめられる原因と弊害、対策についてお伝えしました。
見た目や性別・年齢等で実力が不当に評価されるのは本当に許されないことです。
この記事が、全力で自分を生きたい方の一助となることを願っています。