麺類を食べるのをやめてみて20日間経ったので、それまでに感じたことを紹介します!
かつて、私はかなりのメンクイでした。
お蕎麦を4人前食べてドン引きされたり。
豚骨ラーメンが好きすぎて九州に就職したり。
リンガーハットをリスペクトする余り、長崎にある1号店へ聖地巡礼したこともあります。
香川県へうどん巡りの旅に出たこともあるし、なんなら大学の卒業旅行はパスタ食べるためにイタリアへ飛びました。
旅先でも大体麺類食べてるし、むしろ途中下車してでも食べてる。
生活範囲内で10件以上の麺類を出すお店を知っているし、家でも作る。
最低でも週3以上のペースでは食べていました。
そんな私が麺類をほとんど取らずに生きてみる。
自分の中ではものすごい挑戦でした。
どうして麺類断ちをしようと思ったのか?
- 痩せるため
旅先で美味しいものを食べすぎたり、近所に飲食店が激増したことにより気がつけば3kgほど体重増。
最低でも元の体重に戻るまでは麺類禁止にしました。
- 依存心を減らすため
疲れたから、イライラしたから、料理するのがめんどくさいからという理由で、とりあえず食べることが多くなっていました。
満たされない想いをたくさん食べることで物理的に満たそうとするのは、あまり良くないなぁと思って見直すことに。
- もっとおいしく食べるため
松岡修造さんはラーメンを食べる前から、「おいしく!」と気合いを入れ、麺をすするイメージトレーニングをしてから臨むそう。
たしかに、そこまでやって食べたらものすごく美味しく食べられそう。
一度断麺期間を設けることで、ますます敬意と感謝を持って丁寧に向き合うことができるのでは、と思いました。
蕎麦キメニストの改革~愛ゆえの破滅を防ぐために~ - 全力にゃんす!
麺類断ちの効果は?
良かったこと
- 体重2kg減
とりあえず20日で2kgの減量に成功。
この間、運動量やおやつやご飯の量は変えていないです。
目標まであと少しなので、他の要素も見直していきます。
- 集中力が増した
これが一番うれしい変化。
元々集中力はあるほうだけど、読書のときなんかは10代の頃のほうが夢中になれたんだけどなぁ、これも大人になるということかぁ、なんてちょっと感傷に浸ることもしばしば。
でも、麺断ち2週間を過ぎた辺りから、本を数冊連続で読み続けても集中力が途切れず、以前よりも読書スピードや理解力が上がるようになりました。
仕事関連の勉強などで講演を聞いても、いつもは途中で飽きてきたりするのですが、最後まで全然興味が尽きない。
しかもゾーンに入るまでが短い。
何かにフォーカスしたら、スッと入って周りの声なんて聞こえなくなる。
おかげで、読書や勉強が前より楽しくなりました。
- 執着が減った
麺断ち16日目に、すき焼きに混じっていたうどんを少しだけ食べたことがありました。
依存症と同じで、1本だけでも食べたら戻れないかもしれないという恐怖と、食べ物を残さず頂きたいという気持ちとの葛藤のなかでの挑戦。
そこで感じたのは、はじめて食べたような感動と衝撃。
でも、もっと食べたいと思うまでの依存心はもうありませんでした。
この記事を書くにあたって、多量のイケ麺画像を整理したときも同じ。
昔大好きだった恋人を見るような、
やっぱり素敵だなと思うけど、今さらどうこうしようとも思わない
楽しかった思い出をありがとう
いつかまた会うときは、過去を引きずるのではなく、新しく出逢い直そうね
みたいな気持ちになりました(笑)
辛かったこと
- はじめの禁断症状
麺断ち10日目くらいまでは食べたくて食べたくて震えました。
「麺類を食べない人生なんて、生きてる意味があるの!?」と思うくらい、情緒不安定に。
まさに麺タル崩壊寸前でしたが、これを乗り越えれば楽になります。
- 多量の糖質を取ったときの倦怠感
麺類を摂らなくなったことで、小麦粉や糖質の摂取量が自然と減りました。
その反動で、カレーやケーキを食べた後に急激な眠気や倦怠感に襲われ、体調が崩れるといったことに。
体質的にグルテンが合わないのか、血糖値の乱高下の問題なのか、今後の研究の余地がありそうです。
- 食べるものに困る
安くて早くて美味しい麺を食の選択肢から外すとことは、想像以上に不便でした。
節約したいとき。
出先でサクッと手軽に食事を済ませたいとき。
家で簡単に美味しいものを食べたいとき。
そんなとき、麺以外で何を食べればいいのか。
逆に考えて、新たなお店やずぼら飯のレパートリーを増やすチャンスだと思うことにします。
これからどうしていきたいか
色々と嬉しい変化もあったので、麺断ちはもう少し続けますが、生涯にわたって完全に断つつもりはありません。
大好きだったものでも一旦手放してみることで、今までのありかたを見直し、恐れや不安から逃れるためではなく、喜びの相乗効果をもたらすような付き合い方ができればと思います。