旅行 雑記

【京都 華厳寺・松葉湯】鈴虫寺&インコ銭湯をめぐる平日1人旅

説法が面白いことで有名な、京都の鈴虫寺(華厳寺)へ行ってきました!

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一度に入れる人数が決まっているのと、総入れ替え制のため休日だと2~3時間は待つことも珍しくないそうですが、私が行ったのは平日の午前中&雨がちらつくような天気だったため、ほとんど待たずに入ることができました。

まずは受付をし、説法を聞くための大広間へ通されます。お茶とお菓子付き!
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広間の奥の方では鈴虫が入った水槽が並んでおり、1年中鈴虫の音色聴くことができます。

撮影禁止だったけど、なかなかみっしり鈴虫さんがいらっしゃったよ。。。

肝心の説法は、漫談かなっ?と思うくらい面白くて、でも時々ぐさっと来て、最後はちょっと泣けるような、期待以上のお話をお伺いすることができました。

話の間の取り方から、身振りまで、全てが良かったのですが、特に心に残った内容と、私なりの解釈を3点だけ紹介しようと思います。

①お願いするだけでは、叶うはずがない

「願い事が叶う」ことで有名なお寺がそれ言っちゃう!?と思いましたが、結局は行動に移さないといけないということですね。

今まで、自分の力だけではどうにもならないと思っていた、『運』とか『縁』というものも、自分の五感+直感を使って動いてみて、初めて得られるものなのかな、と。

そう考えると、『願掛け』も、誰かに叶えてもらうものではなく、自分との間に約束するための儀式なのかもしれませんね。

②心と体をバラバラにしない

人は誰でも、人生の様々な所で心の欠片を置き忘れてきてしまっていると思います。

それが美しい思い出なら良いのですが、忘れているということは、大抵は思い出したくもない何かなんですよね。

ただ、ずっと見て見ぬふりを続けていると、どこかで歪んでしまったり、幸せになりたいはずなのに何故かちぐはぐな選択をしてしまったり。

心をどこかへ忘れたまま、体だけが進んでいってしまわないために、いったん立ち止まって、忘れ物を取りに戻る時間も必要なんじゃないかな?

自分のために、時間やお金をかけて自分と向き合って、ずっとやりたかったことをやったり、コンプレックスを克服したり、過去の自分をよしよししてあげたりすることで、ひょっとしたら未来の居場所が見つかることもあるかもしれない。

③1日1日を丁寧に生きる

お恥ずかしい話ですが、今まで「ていねいな暮らし」系のワードって、どうせ時間的経済的に余裕がある方にだけ与えられた特権だよね、という偏見がありました。

頭では決してそんなことはないと分かってはいるのですが、「家事に手間暇をかける」「インテリアにもこだわり、きちんと手入れする」等のイメージが先行して、「私には無理!!」と拒絶反応を起こしていたような気がします。

でもそうじゃなくて、「日々を丁寧に過ごす」ということは、「自分を大切にして、雑に扱わない」ことなのかな、と。

「自分を大切に」という感覚がよく分からないときは、とりあえず「自分の周りにある人・モノ・場所を大切に扱う」と良いかもしれません。

ただし、「大切にする」のは、「自分がそこに関わることに幸せを感じられて、その存在に感謝できる」対象限定で。

そうしないと、大切にしようと頑張れば頑張るほど苦しくなったり、燃え尽きちゃったりするからね。

説法の後は、お地蔵さんにお参り

こちらの幸福地蔵さんは、わらじを履いているのが特徴で、願掛けをした人の所へ自ら出向いて願いを叶えてくださるそうです。

てくてく地蔵のしあわせ問答

てくてく地蔵のしあわせ問答

有難い説法を聞いた後だと、「今日ここへ来て、日日是好日に過ごすことが出来れば、もうこれ以上の幸せはありません!」という気分ではあったのですが、1つだけお願い事というか、自分との約束事をしてきました。
来年中には達成したい!

インコ銭湯で有名な松葉湯にも寄ってきました

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この本を読んでからというもの、ずーーーっと行ってみたかった銭湯!

ひつじの京都銭湯図鑑

ひつじの京都銭湯図鑑

  • 作者:大武 千明
  • 発売日: 2016/02/23
  • メディア: 単行本

ガラスの向こうでたくさんのインコさん達がイチャイチャしたり、うとうとしたり、羽ばたいたりするのを眺めながらお湯に浸かる幸せisプライスレス。

けしからん。もっとやれ…!

かなり長いことニヤニヤしながら浸かっていたので、あやうくのぼせるところでした。

もう私ここに住めるかもしれない(単純)

このときにぼんやり思ったことは、私の人生の選択肢において、「好奇心を持ち続けることができるか」どうかが重要なキーワードになりそうな気がする、ということ。

今回の平日京都旅は、なんとなく今後の生き方に対するスタンスが見えてきたような、そんな旅になりました。

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