そうだ、南の島でダイビングをやろう!
社会人になって初めて、年末年始以外にもらえた4連休。
もう嬉しくて嬉しくて、ずっとやってみたかったダイビングに勢いで申し込みました。
約1ヶ月後にファンダイビング3本。
そう、このときは知らなかったのです。
ファンダイビングというのは、体験ダイビングと違って、Cカードと呼ばれるライセンスが必要なことに…。
だけど申し込んじゃったからにはライセンス取るしかない!
これは、勘違いから生まれた夢を本物にするために、2週間足らずでCカードをもぎ取った愛と根性の実話です。
ダイビングスクール選び
ダイビングのライセンス(以下Cカード)は、スクールに通って学科や実技の講習を受けて、インストラクターさんに認められれば晴れて合格となります。
まずは、講習を受けるスクール選び。
スクール自体は探せばたくさんあるのですが、なんせこちらは週6勤務な上に、ファンダイビングまでの時間がない。
PADIとかNAUIとかダイビング団体も色々あるし、講習内容や価格も微妙に違ったりするけど、とにかく期日までにライセンスが取れればなんでもいい。
とにかく近くのダイビングスクールに片っ端からメールしまくって、「何日と何日が空いてるんですが、この日程で何日までにCカード取得できますか?」と問い合わせしました。
大抵のダイビングスクールは、何曜日が学科で何曜日が実技、みたいに日時が決まっているので、予定を合わせるのが難しく、10件以上問い合わせて、ようやくこちらの都合に合わせてくれるスクールを見つけました。
この時点で南国への出発まで残り3週間。
私の状態はというと、
・週に丸一日お休みの日と半日休が1日ずつ
・ほとんど泳げない
・耳抜き出来ない
・小柄で筋力もあまりない
Cカード取得の条件は、
・学科講習
・学科テストで8割以上正解
・プールもしくは浅瀬の海で実技
・水深のある海で実技
「こんなんで本当にできるの!?」と、講習の間はずっと不安でしたね。
1回目:打ち合わせ&学科講習
ついにドキドキの初スクール。
同年代くらいの女性のインストラクターさんでちょっと安心。
これからのスケジュールについて打ち合わせした後、4時間くらいみっしり講義を受けました。
教本とDVDを使って、次回のテストまで時間を見てはちょこちょこ復習しました。
同時に耳抜きのやり方も練習。
以前は鼻と口押さえて息を吐いても、なぜか目頭から空気が出ていたのが、なんとか耳から出てくるようになりました。
2回目:学科テスト
本来は海での実技の後にテストの予定だったのですが、海況が思わしくなく、先にテストをやりながら様子を伺うことに。
テストの結果は、100点満点中96点!
満点狙ってたのに、ちょっと残念。
そして、肝心の実技はやはり波が高く、次回に延期することに。
天気のことだから仕方ないんですが、予定が延びたことでかなり焦りました。
3回目:地獄の海洋講習
いよいよドライスーツに着替え、機材を背負って海へと潜ります!
機材はタンクが11kgに、ウェイトが7.5kg、その他諸々合わせると20kg以上あるものを背負ってビーチを移動。
この時点で、「なんで私、仕事終わりに重りつけて海底に沈められなきゃいけないんだろう…」とテンションガタ落ち。
ドライスーツは苦しいし、海中にいても上手く体勢が維持できないし、何回か溺れて海水飲むし、波に酔って吐きそうになるしで、全然楽しさとかなかったです。
そして何より自分の体力のなさに唖然。
そりゃムキムキではないけど、立ち仕事だし、日常的にスクワットとかはやってたから、普通の女子よりは体力あるだろうと思ってたけど、タンクを背負う力も、フィンを履いて海中を泳ぐ力も全然ない。
この日は肉体的にも精神的にも辛すぎて、帰ってから何も喉を通らなかったです。
4回目:感動の最終実習
最後の講習は、水深が深い海での実習。
普段はキレイで、有名な写真家さんが来るようなダイビングスポット…のはずが、この日は赤潮が大量発生。
海岸からすでに異臭が立ちこめていましたが、漁村育ちの私はむしろ懐かしさにどこかホッとしました。
ただ、海中が全く見えん!
インストラクターさんの指示も分からない!
シュノーケルに詰まって、息を吹いてクリアするときめちゃくちゃ重い!
遠くまで泳いで、海中深くまで潜ってしまえば赤潮の影響からは逃れることができたので、そこで講習。
前回とは違って、酔い止めも飲んでいたし、体勢保持やフィンキックを想定した筋トレも家でしていたので、比較的落ち着いて受けることができました。
そこであぁやっぱり私は海が好きなんだなぁと実感。
無事に講習を終え、Cカードを取得することができました。
最後に
今回取得したCカード、実は10年前からずっと取りたいと思っていたものでした。
当時はお金がない、時間がないと自分に言い訳しては、周りで取得する友人達を羨むばかりで。
本当は、あのとき取っておいたほうが遥かにラクで楽しかっただろうし、確かに5-6万くらいの安くないお金がかかったけど、貧乏学生だった頃でも頑張ればなんとかなったんじゃないかなと今になったら思うのだけど。
でも、インドア派で海水浴が嫌いで週6で働いているアラサーの今の私でもライセンスが取れて、人生がより楽しくなったから、ちょっとでも海の世界に興味があるなら、ぜひやってみて欲しいなと思います。
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